MLB公式戦の緊張感がピークに達した第3打席、カウント1-2からの5球目だった。相手バッテリーが投じた内角高めの厳しめなスプリットを、大谷の腕がしなやかに、かつ爆発的なスピードで振り抜く。打球初速は時速180キロを超え、白球は夜空へ鋭く舞い上がった。打った瞬間にそれと分かる一発は、ライトスタンド最上段へ吸い込まれる追撃のホームランとなった。
この一発により、今季の個人成績はさらに跳ね上がり、主要部門でのタイトル争いでも独走態勢を固めつつある。三振を恐れず自分のスイングを貫く姿勢が、土壇場での一打を生み出した。