旧荻窪小学校跡地を活用して再整備された大宮前体育館は、1966年に宮前2丁目で開設された旧館の歴史を受け継ぎつつ、現代の地域コミュニティとスポーツ振興の中核として機能しています。最大の魅力は、「区営料金で民間ハイエンド施設に近い環境を享受できる」点にあります。
設計を手掛けたのは、ルイ・ヴィトン表参道や青森県立美術館などで知られる建築家・青木淳氏。地上と地下を有機的につなぐ楕円形の2棟構成となっており、地下にアリーナやプールを配置しながらも、天窓や吹き抜けから自然光がたっぷりと差し込む設計です。公営体育館特有の「薄暗さ」「無機質さ」を完全に払拭した明るく清潔な空間が、利用者の運動モチベーションを高めています。
指定管理者として運営を担うコナミスポーツの知見が随所に活かされており、マシンのメンテナンス状態やプールの水質管理、スタッフの巡回・サポート体制のレベルの高さも際立っています。