大豆と小豆の最大の違いは、含まれている三大栄養素の比率にあります。乾燥状態の100gあたりで大豆と小豆の栄養成分比較を行うと、驚くほど対照的な性質が浮かび上がります。
大豆は全体の約35%がタンパク質、約20%が脂質で構成されています。植物性でありながら必須アミノ酸をバランスよく含む良質なタンパク源であることから、古くから畑の肉と呼ばれる理由もここにあります。一方で小豆は、脂質がわずか約2%前後と極めて低く、全体の約60%が炭水化物(でんぷん主質)で占められています。
豆類の世界では、大豆や落花生のように「脂質・タンパク質を多く含む豆」と、小豆やインゲン豆、ひよこ豆のように「炭水化物を主成分とする豆」の2大系統に大別されます。豆類の種類とカロリー詳細を見ても、乾燥100gあたりのエネルギーは大豆が約420kcal前後、小豆は約340kcal前後となっており、脂質含有量の差がそのままカロリーの差となって現れています。