「本物の四川料理を日常の価格帯で届ける」という姿勢は、ランチタイムの圧倒的なコストパフォーマンスに現れている。名物の麻婆豆腐やよだれ鶏を主役に、手作りの小鉢やスープ、ご飯がセットになった定食は、周辺で働くビジネスパーソンや遠方からの旅行客を魅了して止まない。
だが、夜のディナータイムになると店内の空気感は一変する。シックで落ち着いた照明の下、シェフ渾身の創作コースが振る舞われる。上質なフカヒレや特選黒毛和牛、新鮮な海鮮が四川の伝統技法と融合し、記念日や接待など特別なシーンに相応しい洗練された時間を演出する。ソムリエが提案するワインやビンテージ紹興酒とのペアリングも秀逸だ。