入院生活における女性特有の苦痛として、多くの経験者が挙げるのが「病室内の極端な空気の乾燥」と「入浴制限による不快感」です。医療施設は感染予防や機器管理のため、24時間強力な空調管理がなされており、季節を問わず病室の湿度が30%を下回ることが珍しくありません。
実際の手記でも、「術後は創部の痛み以上に、喉の渇きと唇・肌の激しいカサつきに苦しめられた」という声が多数報告されています。通常の化粧水では追いつかず、ワセリンや高保湿リップ、夜用濡れマスクが必須装備となります。また、開腹手術や腹腔鏡手術、帝王切開などの術後は、数日間にわたりシャワー浴が禁止されるケースが一般的です。その際、頭皮のベタつきや頭皮臭を防ぐスプレー式ドライシャンプーや、厚手の清拭用大判シートがあるだけで、精神的な衛生環境が劇的に改善されます。
さらに、婦人科系の疾患や産婦人科の入院では、悪露(おろ)や不正出血に対応するため、普段よりも厚手の夜用ナプキンや吸水サニタリーショーツの持参が推奨されます。病院から指定される「お産セット」や処置用品だけではサイズや肌触りが合わない場合があるため、使い慣れた肌に優しい生理用品を多めに準備しておくことが現場目線の鉄則です。