ハーフタイムに関して、サッカーファンやプレーヤーの間でも誤認されがちなポイントがいくつか存在します。ルールの誤解を防ぐための代表的な盲点を整理します。
誤解1:延長戦の前後半の間にもハーフタイム(15分)がある?
これは典型的な誤解の一つです。90分で決着がつかず突入する延長戦ハーフタイム時間は、前後半(各15分)の間において「原則としてインターバルは認められていない」のがルールです。選手はベンチ前でわずかな水分補給とエンド(コート)の交代を行うのみで、即座に後半がキックオフされます。なお、90分終了後から延長戦前半キックオフ前までは、5分以内の休息時間が設けられます。
誤解2:ハーフタイムの長さは審判の裁量で自由に伸ばせる?
競技規則上、ハーフタイムの時間は「主審の同意がある場合にのみ変更できる」とされていますが、15分を超えて延長することは原則認められません。ただし、雷雨や照明設備のトラブルなどの不可抗力、または酷暑環境下での健康管理上の特別措置が講じられる例外的なケースを除き、テレビ放映スケジュールやスタジアム運営の都合上、1秒の狂いもなく正確に計時されます。
誤解3:ベンチ外の選手はハーフタイムに休んでいる?
ピッチ上で戦っていない控え選手たちにとって、ハーフタイムは「最も過酷なアップ時間」です。後半開始からの即時投入や試合途中のスクランブル発進に備え、ピッチ上でスプリントやボール回し(ロンド)を行い、心拍数と体温を試合強度まで引き上げる作業に集中しています。