日本に初めてサッカーが伝来した公式記録は、1873年(明治6年)に遡ります。英国海軍少佐アーチボルド・ルシアス・ダグラスが、東京・築地の海軍兵学寮(後の海軍兵学校)で指導教官を務めた際、訓練の余暇として日本海軍の士官候補生たちにフットボールを教えたことが始まりとされています。
その後、全国の師範学校や旧制高校へ蹴球が広がり、競技統括団体の設立を望む声が高まりました。そして1921年(大正10年)9月10日、現在の日本サッカー協会(JFA)の前身となる「大日本蹴球協会」が正式に設立されました。
戦後、国際的な呼称の統一や社会的なカタカナ語の浸透を受け、1974年に現在の「財団法人日本サッカー協会(現・公益財団法人日本サッカー協会)」へと改称されましたが、JFAの天皇杯全日本サッカー選手権大会の優勝トロフィーには、今なお往年の「大日本蹴球協会」の刻印とその魂が受け継がれています。