高度急性期病院としての真価は、がん治療の領域でも発揮されている。手術支援ロボット「ダビンチ」をはじめとする低侵襲手術の適用範囲は、消化器外科、泌尿器科、婦人科など多岐にわたり、年間の症例数は国内でも屈指の規模を誇る。
「切除範囲をミリ単位で制御し、出血を最小限に抑えることで、患者さんの身体的負担を劇的に減らすことができる」。外科医はモニターに映る鮮明な3D画像を指差しながら説明する。術後わずか数日で歩行を開始し、早期退院を果たす患者たちの姿は、患者の「その後の人生」を最優先に考える医療方針の結実と言えるだろう。