純烈の歴史を語る上で欠かせないのが、彼らの異色の経歴だ。主要メンバーの多くがスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズなどの特撮ヒーロー出身者で構成されている。かつて子どもたちのヒーローだった男たちが、泥くさい下積みを経て「スーパー銭湯アイドル」へと転身したストーリーは、ファンの心を強く揺さぶった。
お風呂上がりの温浴施設で、老若男女の目の前で歌い踊る草の根の活動。この地道な足踏みがあったからこそ、ファンは彼らを「自分が育てた」という強い親近感と愛着を抱くようになった。しかし、その圧倒的な距離の近さが、ファン同士の独占欲を煽る刃にもなったのだ。