歌詞の中に登場する「マーシャル(Marshall)」や「リッケンバッカー(Rickenbacker)」といった楽器メーカーの名は、単なる小道具の羅列ではない。「グレッチで殴って」という刺激的なフレーズに表れているように、ここには自身の音楽的ルーツに対する狂信的なまでのリスペクトが込められている。
浅井健一が愛用していたギターブランドやアンプの存在は、主人公が求めるリアリティそのものだ。現実の不条理や退屈さを打ち破るための武器として、それらの楽器が機能している。甘美な韻律の中に刃のような鋭さを忍ばせる手法は、当時のJ-POPシーンに強烈なインパクトを与えた。