政府の方針転換を受けて、日本の主要メディアも一斉に対応を迫られた。NHKや共同通信、主要な全国紙は、外務省の発表に合わせて「ローマ教皇」への表記変更を決定した。教科書の記述も、改訂のタイミングで順次書き換えが進められている。
しかし、メディアの現場では今も葛藤が残る。過去数十年にわたる膨大なニュースアーカイブや、一般市民の間での認知度を考慮すると、「法王」という言葉を完全に排除することは難しい。特に年配の世代や、歴史小説などを好む読者にとっては、「ローマ法王」の方が馴染み深いという現実があるからだ。