希望ナンバーには、申請すれば誰でも取得できる「一般希望番号」と、人気が集中するために毎週月曜日にコンピュータによる機械抽選が行われる「希望ナンバー抽選対象番号」の2種類が存在します。
全国一律で抽選対象に指定されているのは、自家用普通車の場合「1」「7」「8」「8888」など計14通りの極めて象徴的なナンバーです。さらに、登録台数が多い特定地域(品川、横浜、名古屋、なにわ等)では、地域独自の追加抽選番号として「3」「5」「11」「55」「77」「111」「333」「777」「1000」「1111」「5555」「7777」「8008」などが設定されています。
特筆すべきは、車ナンバー一桁抽選倍率の凄まじさです。自動車ディーラーの営業担当者は、登録現場の過酷な実態を次のように明かします。
「品川や横浜などの大都市部において、普通車の『1』や『8』を希望された場合、当選倍率は週に20倍から30倍に達することも珍しくありません。毎週月曜日に抽選が行われますが、数ヶ月間ずっと落選し続け、新車の納車予定日を大幅に過ぎてしまうリスクがあります。そのため、どうしても一桁にこだわりたいお客様には『納車が2〜3ヶ月遅れる覚悟を持っていただくか、抽選対象外の良番への変更』を事前にお願いするのが通例です」
なぜそこまでして車ナンバーゾロ目人気理由や一桁への執着が生まれるのか。それは視覚的インパクトに加え、登録台数が限られることによる「希少性の誇示」です。ナンバープレートの分類番号(上部の3桁)にはアルファベット(例:品川30Aなど)が順次導入されていますが、これは人気番号の数字が枯渇したことによる救済策であり、いかに特定の番号に需要が殺到しているかを物語っています。