閣議決定とは、内閣総理大臣とすべての国務大臣で構成される合議体「閣議」において、政府としての公式な意思を決定する行為を指します。日本国憲法の下で行政権を担う内閣が、国家の運営方針や政策の方向性を統一された1つの声として対外的に示すための最も重い手続きです。
内閣が扱う案件は多岐にわたりますが、閣議決定は内閣の意思決定の中で最も重い形式として位置づけられています。政府が国会に提出する法案(閣法)や予算案の決定、政令の制定、条約の締結に向けた承認、さらには重要な人事(最高裁判所長官の指名など)に至るまで、国の屋台骨を支える重要事項はすべて閣議決定を経なければ前へ進みません。
一言で言えば、官僚機構という巨大な行政ピラミッドの頂点に立つ内閣が、「我が政府はこの方針で国政を進める」と公に宣言する公式合意こそが閣議決定の本質です。