現在の二人は、全く異なるフィールドで頂点に立っている。保阪は通販ビジネスで大成功を収め、今や年商数十億円とも言われる敏腕実業家だ。かつてのトレンディ俳優の面影を残しつつも、その眼光は完全に経営者のそれである。
一方の高岡は、年齢を重ねるごとに唯一無二の女優としての地位を盤石にしている。単なる「魔性の女」という記号を脱ぎ捨て、泥臭い役から気品ある母親役までを演じ分ける彼女の表現力は、同業者からも一目置かれる存在だ。この極端なまでの「個の確立」こそが、二人の間に健全なディスタンスを生む原動力となったのだろう。