InstagramやTikTok、そしてリアルな日常を切り取るBeRealといったプラットフォームの存在も、この傾向を後押ししている。美しく整えられた生活よりも、締め切り直前の修羅場や、深夜のトラブルといった「限界状態」の投稿の方が、圧倒的な共感とエンゲージメントを獲得する傾向にある。
「完璧な自分」を見せる時代は終わった。今、人々が求めているのは、泥臭くもがいている姿だ。SNS上で可視化される「ギリギリの日常」は、コンテンツとして消費され、他者からの承認を得るための強力なツールとなっている。他人の「限界突破」を見ることで安心し、自らもまた、そのサイクルの中に身を投じていく。