依存症が進行すると、体と心は静かに悲鳴を上げ始める。最も顕著に現れるのが「睡眠の質の低下」だ。お酒を飲むと寝付きは良くなるが、アルコールが分解される過程で交感神経が刺激され、夜中に目が覚めたり、浅い眠りが続いたりする。朝起きた時の疲労感は、アルコールが残っている証拠だ。
精神面では、イライラしやすくなったり、些細なことで不安を感じたりするようになる。これは脳がアルコール切れによる「軽微な離脱症状」を起こしているためだ。夕方になると妙にそわそわし始めるのは、体がアルコールを欲している危険なシグナルと言える。