近年、東日本旅客鉄道(JR東日本)をはじめとする鉄道各社や関連企業も、乗客の快適性や移動中のストレス軽減に向けた実証実験を加速させている。車内の照明制御や空調技術の進化が進む一方で、乗客自身の「体内時計管理」への関心も高まりを見せる。
朝の通勤電車内で日光を浴びず、目をつむって過ごしてしまうと、光刺激による概日リズムのリセット機会が失われる。人間の体内時計は24時間よりもわずかに長く設定されており、朝の光を眼球から取り込むことで初めて地球の時間軸と同期する。このタイミングを電車内の居眠りで逃すことが、自律神経の乱れや抑うつ感の引き金となることがわかってきた。