どれほど頑丈な素材であっても、強い衝撃や日々の摩耗によるトラブルは起こり得ます。万が一ビベラリテーナー破損割れた対処が必要になった場合、自己判断で接着剤を使ったり、鋭利に欠けた装置を口に入れ続けたりするのは歯肉を傷つけるため厳禁です。
ビベラリテーナーを使用している場合、まずは手元にある次の新品ストック(2枚目・3枚目)を開封して即座に装着するのが基本対応となります。ストックをすべて使い切った場合や最後の1枚が破損した場合は、歯科医院を通じてビベラリテーナー作り直し再作成を依頼します。アライン・テクノロジー社のクラウドサーバーに治療完了時のスキャンデータが保存されていれば、歯列に大きな変化がない限り再度の歯型取りを行わずにデータ発注のみで再製造が可能です。
装置の透明度と衛生を保つためのリテーナー洗浄お手入れ方法としては、以下のルールを徹底することが長持ちの秘訣です。
・温度管理:変形を防ぐため、40度以上の熱湯は絶対に使用せず、水またはぬるま湯で洗う。
・ブラッシング:研磨剤入りの歯磨き粉は微細な傷をつけ細菌の温床となるため避け、柔らかいブラシと専用洗浄フォーム等を使用する。
・浸け置き:市販のリテーナー専用洗浄剤や超音波洗浄器を週数回併用し、着色汚れやバイオフィルムの付着を防止する。