北陸高校の受験を検討する際、単一の「学校全体の偏差値」という数字は参考になりません。同校には普通科(特別進学コース・進学コース)および商業科(情報処理コース等)が設置されており、学科・コースごとに要求される学力水準が大きく乖離しているためです。
福井県私立高校 偏差値ランキングにおけるポジションを俯瞰すると、同校の北陸高校 特別進学コース 偏差値は62〜64に達し、仁愛女子高校の特進コースと並んで県内私立トップクラスの難易度を誇ります。一方、北陸高校 進学コース 合格ラインは偏差値45〜47前後、商業科は偏差値42〜44付近となっており、ひとつの高校の中に偏差値差が約20近く開いたコースが同居しています。
県内の模試データおよび塾関係者への取材によると、公立トップの藤島高校を受験する層の約6割以上が、私立の併願先として北陸の特別進学コースを選択しています。滑り止めとしての信頼性が極めて高い一方、進学コースは地元普通科公立(羽水高校、福井商業高校、足羽高校など)の併願枠として機能しており、受験戦略上の位置づけは明確に二極化しています。