北海道・美瑛「セブンスターの木」が迎えた半世紀の節目——オーバーツーリズムの限界と、農地を守る2026年の静かな決断

北海道・美瑛「セブンスターの木」が迎えた半世紀の節目——オーバーツーリズムの限界と、農地を守る2026年の静かな決断

北海道・美瑛「セブンスターの木」が迎えた半世紀の節目——オーバーツーリズムの限界と、農地を守る2026年の静かな決断の特集記事をお届けします。専門的な知識が詰まっています。

半世紀前、全国の愛煙家に届いた箱のデザインが、ひとつの田舎町を日本屈指の観光地に変えた。美瑛町北西部の丘陵地帯に位置するこのミズナラは、当時の日本専売公社(現JT)が「セブンスター」の限定パッケージ写真として採用したことで注目を集めた。

当時の日本の旅行ブームと相まって、車やバイクを駆って丘を巡る観光スタイルが定着。かつては名もなき一本の木に過ぎなかったミズナラは、美瑛の「丘の風景」という概念そのものを象徴する存在となった。2026年現在、昭和の流行を知る年配層からSNSを通じて新たな魅力を知った若年層やインバウンド客まで、訪れる人々の世代は多彩だ。

林 結菜
Author

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。