いくら最高の原料があっても、それを引き出す技術がなければ極上の品は生まれない。ここで重要な役割を果たすのが、食品・発酵食品製造業の雄として知られる太子食品工業株式会社だ。長年培われた独自の低温発酵技術と厳格な品質管理により、大豆のポテンシャルを極限まで引き出している。
現場で陣頭指揮を執る開発責任者の菅谷敬春氏は、発酵の温度変化や湿度、菌の活力を分単位で調整する。「大豆の呼吸を感じながら醸す」と彼が語る通り、機械化された工場でありながら、そこには職人の繊細な感性が息づいている。このこだわりが、他社には決して真似できない深い味わいを生み出す秘訣なのだ。