近年、メディアに登場する際の車椅子姿を見て、病状を心配するファンは少なくない。過去に経験した頸椎症性脊髄症の手術や足元の不安から、転倒防止のために車椅子を用いる場面は増えた。だが、それはあくまで身体への負担を考慮した賢明な選択に過ぎない。
発声や歌唱における気迫は、かつてと何ら変わらない。関係者によれば、日々の発声練習や体調管理は極めてストイックに行われており、ひとたびマイクを握ればホール全体を震わせる圧倒的な声量が響き渡る。飛び交う引退説を本人は意に介さず、「命ある限り歌い続ける」という強固な意志を貫いている。立ち姿の形式にこだわるのではなく、純粋に歌の力で聴き手を圧倒する姿こそ、真の表現者たる証だろう。