「楽しみにしている」を英語にするとき、多くの人が見落とすのは「期待」と「希望」の混同だ。”look forward to” は「良い結果を確信しつつ待つ」ニュアンスが強い。一方、”hope” は「そうなればいいな」という不確実な願望を表す。海外ドラマや映画の字幕では、どちらも「楽しみにしている」と訳されることがあり、日本人学習者の混乱を生んでいる。
また、イギリス英語とアメリカ英語の間にも微妙な差がある。イギリスでは “I’m quite looking forward to it.” が「かなり楽しみ」という強い意味になるが、アメリカでは “quite” が控えめな響きに感じられることがある。オーストラリアなどでは “keen to” や “keen for” を使う場面も多く、地域差まで考慮すると「正解は1つ」という考え方自体が誤りだ。