アウトドアの現場取材や参加者のアンケート調査を行うと、「最後に黒焦げの玉ねぎやカボチャが網の隅に残る」「カット野菜のパックが未開封のまま持ち帰られる」という失敗談が後を絶ちません。これには明確な行動心理学的・熱力学的な理由が存在します。
参加者の多くは開始直後、空腹感から「肉」を最優先で網に乗せます。強火エリアに置かれた生野菜は、肉が焼き上がる数分の間に表面の水分を奪われ、中まで火が通る前に炭化してしまいます。その結果、「焦げて苦いから食べない」という負のスパイラルに陥り、終盤には肉で満腹になった参加者に見向きもされなくなるのです。
この失敗を防ぐ第一歩は、正確な分量把握です。バーベキュー野菜1人前目安量は、成人1人あたり100g〜150g(大人の手のひらに軽く一杯分)が適正とされています。肉の目安量(男性300g、女性200g前後)の約半分から3分の1程度に抑えることが、食品ロスを防ぐ黄金比率です。