太平洋の荒波に長年洗われて生まれたのは、2つの小さな扇状の浜辺。この独特な二重構造の地形こそ、高戸小浜海岸を唯一無二の景勝地に仕立て上げている主役だ。一方は牙を剥くダイナミックな太平洋、もう一方は湖のように凪いだ透明度抜群のエメラルドブルー。わずか数十メートル離れているだけで、全く異なる二つの海が背中合わせに存在する。
岩肌に張り付く松の緑が青空に映える夏、透き通った潮たまりに小さな魚が躍る春。満潮時には激しい潮騒が岩を打ち、干潮時には優美な砂紋が姿を現す。地球の鼓動がダイレクトに伝わる景観は、何時間眺めていても飽きることがない。