ネット検索やSNS上でしばしば見受けられるのが、「八王子うかい亭」と高尾にある「うかい鳥山(うかいとりやま)」の混同です。どちらも同じうかいグループの創業地・八王子エリアを代表する名店ですが、そのコンセプト、提供料理、空間構成は完全に異なります。
うかいグループのルーツは、1964年に奥高尾の地に創業した「うかい鳥山」にあります。約6,000坪の広大な日本庭園に点在する数寄屋造りの離れで、いろり炭火焼や地鶏、川魚を味わう「和の風情」を極めた店舗です。一方の「八王子うかい亭」は、1974年に西洋の食文化であるステーキハウスと日本の伝統美を融合させて誕生したフラッグシップであり、「鉄板料理×西洋アンティーク美術」という全く異なる世界観を持っています。
自然に囲まれた離れで三世代家族が水入らずでくつろぎ、炭火焼きを楽しむなら「うかい鳥山」、専任シェフのライブ感あふれる最高級鉄板焼きと美術館のような豪奢な洋の空間で特別な記念日や接待を祝うなら「八王子うかい亭」という使い分けが明確な判断基準です。