八門遁甲が「禁術」に指定されている理由は、その圧倒的な力と引き換えに支払う代償があまりにも重いためです。生門を開いただけでも筋肉の断裂や激痛に襲われ、術後は自力で立ち上がることすら困難になります。
とりわけ最終段階である「八門遁甲の陣(死門)」のデメリットは絶対的です。死門の解放とは、胸のツボである「点穴」を自ら突き、心臓のリミッターを外して全身の血液を燃焼させる行為を意味します。この状態になると術者の体温は急上昇し、体内細胞が炭化していきます。
一時的に五影の数十倍とも評される絶対的なパワーを得るものの、チャクラが尽きれば肉体は灰となって崩れ落ち、術者は確実に死亡します。マイト・ガイが命を落とさずに済んだのは、六道仙人の陽の力を覚醒させたうちはナルトが、灰化しかけていたガイの心臓のチャクラを奇跡的に繋ぎ止めたという唯一無二の例外によるものです。