抜歯後の穴が塞がらない?白い塊や臭いの正体と治癒経過の全真実

抜歯後の穴が塞がらない?白い塊や臭いの正体と治癒経過の全真実

抜歯後の穴が塞がらない?白い塊や臭いの正体と治癒経過の全真実の背景について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

抜歯後のトラブルで最も恐れられているのが「ドライソケット(抜歯窩治癒不全)」です。通常、抜歯後の穴は血餅で満たされて骨が保護されますが、何らかの理由で血餅が剥がれたり形成不全を起こすと、骨の表面(歯槽骨)が口腔内に直接剥き出しになります。骨の神経に唾液や細菌、冷水が直接触れることで、耐え難い激痛が生じる病態です。

通常の術後痛とドライソケットを見分けるための決定的な基準は、「痛みの発症時期と強さの推移」にあります。

診断項目通常の抜歯後疼痛ドライソケットの症状痛みのピーク抜歯当日〜翌日(48時間以内)術後3〜5日目以降に急激に悪化痛みの性質ジンジンとした鈍痛、時間とともに減衰ズキズキ・キーンと響く電撃痛、夜間痛痛みの広がり抜歯した部位周辺のみこめかみ、耳の奥、頭部まで放散する痛み鎮痛薬の効き目ロキソニンやアセトアミノフェンで治まる市販薬や処方薬を飲んでも激痛が緩和しない穴の内部の見た目暗赤色の血餅、または白い偽膜で覆われる穴が空洞で白〜灰色の骨が露出、腐敗臭

臨床データによると、下顎の埋伏親知らず抜歯におけるドライソケットの発生率は約2〜5%と報告されています。抜歯後3日以上経っているのに痛みが強くなり、「薬が切れると眠れない」「痛みが頭や顎全体に響く」という状態であれば、我慢せずに直ちに執刀医や歯科医院を受診してください。

歯科医院では、抜歯窩の内部を無菌的に洗浄し、抗生剤・消炎鎮痛成分を含んだ軟膏や被覆材(軟膏ガーゼ等)を填入する処置を行うことで、即座に激痛を沈静化させることが可能です。

吉田 誠
Author

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。