健康意識の高い人が陥りがちな、典型的なNGパターンを検証します。
代表格が「アーユルヴェーダ式 白湯の飲み過ぎ」です。白湯は代謝を促す優れた習慣ですが、日本の多湿な環境下で1日に1.5リットル〜2リットル以上も飲み続けると、カパを増やして「水毒」状態に陥り、かえってむくみや胃液の希釈による消化力低下を招きます。日本人の生活においては、1回につき100〜150ml程度を1日数回、合計で600〜800ml前後を目安にすることが身体への負担を防ぐ適量です。
次に注意したいのが「ギー(澄ましバター)の効果を過信したことによる胃もたれ」です。抗酸化作用や腸内環境の保護で知られるスーパーフードですが、脂質分解酵素の分泌量には個人差があります。スプーン1杯のギーでも、消化力が落ちている日本人がそのまま摂取すれば激しい胃もたれや下痢の引き金になります。
さらに「アーユルヴェーダのオイルマッサージによる肌荒れ」も頻発しています。伝統的な太白ごま油(セサミオイル)は熱性と重さを持つため、ピッタ体質で熱がこもりやすい人や、梅雨・初夏などの湿気が多い時期に使うと、毛穴を塞いで毛嚢炎や吹き出物を誘発します。季節や肌質に合わせて、ホホバオイルやココナッツオイルなど軽やかな基材へシフトする柔軟性が欠かせません。