「サンダーバード(Thunderbird)」という言葉のルーツは、北米先住民族(ネイティブ・アメリカン)の神話に登場する巨大な神鳥にあります。羽ばたきによって雷鳴(サンダー)を起こし、目を開閉することで稲妻を走らせると伝えられる伝説上の霊鳥で、自然界の力強さと守護の象徴として崇められてきました。
日本国内で「サンダーバード」と呼ばれる代表格には、以下の3系統が存在します。
1つ目は、JR西日本が運行するJR特急サンダーバードです。かつて北陸本線を駆け抜けた名門特急「雷鳥」の英語表現として命名され、関西圏と北陸エリアを結ぶ大動脈として定着しました。
2つ目は、世界中で数億人に利用されているオープンソースのメールソフト「Mozilla Thunderbird」です。ウェブブラウザ「Firefox」の兄弟分として開発され、自由で安全なコミュニケーション環境を提供するツールとして進化を続けています。
3つ目は、1965年にイギリスで製作された名作SF人形劇『国際救助隊サンダーバード』です。ジェリー・アンダーソン率いるスタッフが生み出した「スーパーマリオネーション」技術と精緻なメカ描写は、日本の特撮やアニメーション産業にも計り知れない影響を与えました。