受験生を惑わせているのが、各情報媒体が提示する指標の乖離だ。河合塾が算出する難易度ランキングと、ベネッセマナビジョンが示すB判定基準値の間には、時に5〜7ポイント前後の開きが生じる。旺文社パスナビのデータを照らし合わせても、判定基準のブレは明白だ。母集団の学力層の違いと言ってしまえばそれまでだが、出願校を決定づける受験生にとっては死活問題となる。
背景にあるのは、文部科学省主導で進む大学入試改革の余波だ。2026年度新課程大学入試プロジェクトをはじめとする入試制度の再編によって、教科横断型の思考力や情報科目の導入が議論される中、私立大学側も選考プロセスのブラックボックス化を進めている。旧来のペーパーテストによる単一偏差値では、現代の選考実態を到底捉えきれなくなっているのだ。