極度のあがり症は、医療分野において社交不安障害(SAD)という診断名がつくケースもある。このような状態に対する有効なアプローチとして、医療現場で最も信頼されているのが認知行動療法(CBT)である。
名著として名高い『あがり症・社交不安障害を自力で治す本』などの実践書では、自身の歪んだ認知(「失敗したら人生が終わる」「全員が自分を笑っている」といった極端な思考)を書き出し、客観的な事実に照らし合わせて修正していくワークブック形式が採用されている。日常の中で段階的に苦手な場面にチャレンジする「暴露療法(エクスポージャー)」の考え方を学ぶことで、脳が過剰に感じていた恐怖を徐々にリセットしていくことができる。