かつて蒸気機関車が黒煙を上げて行き交った歴史ある線路脇に、ガラス張りで開放感あふれる複合交流施設が誕生した。古くからのアーケード商店街とモダンな都市デザインが見事なコントラストを描いている。老朽化したインフラをただ壊すのではなく、炭鉱町の文脈を残しながら再生させる設計思想だ。
施設内には地元の農産物が並ぶオーガニックマルシェのほか、筑豊の歴史をデジタルアーカイブで紹介する体験型ギャラリーも併設されている。夕方になると地元の高校生や高齢者が自然と集まり、世代を超えた対話が生まれる場として機能し始めている。