天候の影響を直接受けるご公務の代表例が、春と秋に赤坂御苑で開かれる園遊会や、全国各地を巡る地方行幸啓です。沿道や会場で何時間も到着を待ち望んでいた人々を前に、皇后雅子さまは時に雨風が強まろうとも、自らの濡れを気にする様子を見せることなく歩み寄られます。
髪型や装いの完璧さを維持すること以上に、足を運んでくれた人々との心の交流を最優先される。その飾らないお心が、写真の奥に秘められた誠実さの本質です。宮内庁の担当者や現場に居合わせた関係者からも、お言葉を交わす際のご配慮と深い情熱を証言する声が絶えません。