日章旗デザインの中でも、富士山のシルエットと日章を組み合わせた「富士日章」は、日本のカスタムシーンで特に根強い人気を誇る伝統的意匠だ。かつては違法改造車や特攻服文化と密接に結びついていたため、大手メーカーやセレクトショップでは取り扱いが避けられる傾向にあった。
しかし、近年のオートバイ用品産業はユーザーの多様な嗜好に応えるべく、洗練されたカラーリングやマット仕上げの富士日章グラフィックを提案し始めている。派手さを抑えたシックな色調や、カーボン素材の地目を生かしたシースルー塗装など、現代のストリートに馴染む洗練されたデザインへと変化している。