英語の罵り言葉として広く知られる「Fuck」と「Motherfucker」には、天と地ほどの格差が存在します。「Fuck」単体であれば、「クソッ」「ちくしょう」といった感情の突発的な爆発(間投詞)や、「めちゃくちゃ(Fucking cold=クソ寒い)」という強調の副詞としても機能し、カジュアルな場面でも漏れ出ることがあります。
対して「マザーファッカー」は明確な攻撃対象に向けられたヘイトの結晶です。相手の存在を根底から冒涜する性質を帯びているため、米国連邦通信委員会(FCC)の規制対象となる地上波テレビや一般ラジオ放送では、絶対的な放送禁止用語として扱われます。ピー音(Bleep)で消音されるのはもちろんのこと、公の電波で生放送中に発言すれば番組の打ち切りや巨額の罰金沙汰に発展するほどのタブー度を誇ります。