長年にわたり党の顔を務めてきた志位和夫氏の交代理由には、相次ぐ国政選挙での敗北を受けて刷新感を打ち出し、党勢退潮に歯止めをかけたい執行部の強い危機感がありました。2000年の就任から23年以上に及んだ長期政権からの交代は、党の内外に大きなインパクトを与えました。
新しく委員長に就任した田村智子氏の評判については、国会論戦での理路整然とした追及力や、親しみやすい語り口が高く評価されています。YouTubeやSNSを活用したメッセージ発信にも積極的で、女性や現役世代へのアプローチ強化が期待されました。
しかし、志位氏が新設の中央委員会議長に就任し影響力を残していることや、組織の基本原則に大きな変化が見られないことから、「実質的な集団指導体制であり、本質的な改革には至っていない」という手厳しい視線も向けられています。