過度な追い込みは、心身を蝕む諸刃の剣にもなり得る。
中村は講演やメディア出演を通じ、スポーツとメンタルヘルスの調和について発言を続けている。運動不足の解消から始まった挑戦が、いつしか過剰なストレス源になっては本末転倒だ。彼女は自らの失敗体験やリカバリー方法を包み隠さず語り、無理のない目標設定の大切さを説く。
また、ヘルシーエイジング(健やかに年を重ねること)の概念をトライアスロンと結びつけた提案も特徴的だ。年齢とともに変化する体組成やホルモンバランスを考慮し、トレーニング強度を適宜コントロールする。60代、70代になっても元気に大会へ出場し続けるクライアントの存在は、彼女の理論の正しさを証明している。