京都府警察が慎重な姿勢を崩さず進めてきた捜査は、なぜこのタイミングで急速に動いたのか。捜査関係者への取材によると、男児が自宅を出たとされる時間帯と、街頭防犯カメラの記録との間に看過できない「ズレ」が生じていたことが引き金となった。
当初、母親側から説明されていた外出の経緯や当時の服装について、周辺の目撃証言との整合性が取れなくなっていた。警察は当初から事故と事件の両面で広域的な行方不明者捜索を展開していたが、物証の精査が進むにつれ、家庭内での出来事に焦点を絞らざるを得なくなったとみられる。
任意の事情聴取は朝から断続的に行われており、捜査幹部は慎重に供述の裏付け作業を進めている。現場となった住宅では鑑識班が入り、生活実態や直近の痕跡を細かく記録している状況だ。