こうした低価格かつ高品質な文具の台頭について、テレビ番組や各種メディアで活躍する「文具王」こと高畑正幸氏は、文房具業界全体の地殻変動を示唆している。従来の文具メーカーが数百円から千円以上で販売していた特殊機能つきファイルやバインダーが、100円という低価格で手に入るようになったことは、消費者にとっての参入障壁を劇的に下げた。
高畑氏は、100均のシール帳が単なる代替品にとどまらず、文具の新たな楽しみ方を提案するイノベーションとして機能していると指摘する。「安価でありながら機能的」という強みが、消費者の購入心理を刺激し、シール収集という行為自体のハードルを下げた。結果として文具市場全体のパイを広げる効果をもたらしている。