大ヒットドラマ『全裸監督』を手掛けた映画監督の武正晴氏は、作品を通じてバブル期の狂乱と業界の影を描き出した。海外の主要ストリーミングサービスであるNetflixやAmazon Prime Videoが日本市場で急成長を遂げる中、作品制作におけるコンプライアンス意識や出演者の人権保護は、エンターテインメント業界全体において世界基準の厳しさが求められている。
武正晴監督はインタビューで、「表現の自由と人権侵害は断じて同義ではない。エンターテインメントの名のもとに誰かの人生を犠牲にすることは決して許されない」と語る。業界全体の倫理観を問い直す社会派ドキュメンタリーなどが注目を集める中、作品を生み出す側の自己規律と明確な人権意識の確立が、今まさに厳しく試されているのだ。