Q1:なぜ隊員たちは出発前に犬たちの鎖を外してあげなかったのですか?
A1:見捨てる意図ではなく、「数日後に交代の第2次越冬隊が必ず基地に入る」計画だったためです。鎖を外してしまうと犬同士の激しい序列争いや共倒れ、遠方への散逸が起きる危険があったため、約1週間分の餌を与えて保護する目的で繋いでいました。しかし直後に天候が急変し、第2次越冬そのものが中止されたことで救出手段が絶たれてしまいました。
Q2:タロとジロは鎖に繋がれたまま死んでいた仲間を食べたのですか?
A2:仲間の遺体は一切食べていません。第3次隊が基地を確認した際、繋がれたまま死亡していた7頭の遺体には傷一つありませんでした。タロとジロはペンギンやアザラシの糞、海岸に打ち上げられた魚などを捕食して自力で命を繋いでいました。
Q3:現在、南極に犬を連れていくことはできるのですか?
A3:現在は一切連れていくことができません。1991年に採択された「環境保護に関する南極条約議定書」により、南極固有の生態系を保護するため、犬を含むすべての外来生物の南極大陸への持ち込みが国際法で厳格に禁止されています。