高機能なリブレ2ですが、構造や仕様を正しく理解していないと思わぬトラブルや誤解に直面することがあります。ネット上で散見される疑問やエラーの真相を解説します。
1. 夜間に突然の低血糖警告?「圧迫低血糖」のメカニズム
「寝ていたら突然50mg/dLの低血糖アラートが鳴ったが、指先測定をしたら110mg/dLで正常だった」というトラブルが頻繁に聞かれます。これは「圧迫低血糖(Compression Low)」と呼ばれる現象です。
寝返りなどでセンサーがベッドと身体の間に強く挟まれると、センサー周辺の血流や間質液の循環が物理的に阻害され、局所的にグルコース濃度が急低下します。夜間に突然のアラートが鳴った際は、すぐに慌てず、寝相でセンサーを押しつぶしていなかったかを確認し、必要に応じて指先穿刺測定で真の血糖値を確認することが推奨されます。
2. 「センサーエラー:10分後に再試行してください」の正体
アプリ画面に「センサーエラー」と表示されて測定値が途切れることがあります。この多くは機器の故障ではなく、短時間で急激すぎる血糖値の変動が起きた際、アルゴリズムが安全のために測定値の確定を一時保留している状態です。通常は10〜15分ほど安静にして血糖トレンドが落ち着けば自動復帰します。万が一、2時間以上復帰しない場合やセンサーが浮き上がっている場合は、アボットの公式サポート窓口(FreeStyleリブレケア等)へ連絡することで、規定条件に基づいた代替品交換の対応を受けられます。