ちびろくがこれほど人々の心に残り続けている理由は、ユニークな分量システムだけでなく、その完成された味わいにありました。ちびろくラーメン味の種類を振り返ると、基本形となったのは香ばしい醤油スープでした。
当時のフライ麺特有の油のコクがスープに溶け出し、あっさりとした鶏ガラ・香味野菜ベースの醤油味と絶妙な調和を生み出していました。さらにバリエーションとして、濃厚な「みそ味」や、1990年代の復刻時に脚光を浴びた「たまご野菜味」などが展開されました。
現代のちびろくラーメン口コミ評判を5chやSNSの回顧録で検証すると、多くの元ユーザーが口を揃えるのが「麺の食感」と「卵を落としたときの抜群の相性」です。小ぶりなフライ麺は短時間で火が通り、少し芯が残る絶妙な茹で加減で食べるのが愛好家の定番でした。現代の高級生麺風インスタント麺にはない、どこか素朴でジャンクな旨味こそが、昭和世代の記憶に深く刻まれています。