アイドル時代の看板を下ろした布川が、俳優として特筆すべき足跡を残したのが、円谷プロダクション制作の『ウルトラマンダイナ』(1997〜1998年)である。スーパーGUTSの頼れる兄貴分、コウダ・トシアキ副隊長役は、多くの子どもたちとその親たちの記憶に深く刻まれた。
特撮テレビドラマという枠組みを超え、仲間を鼓舞し現場を支えるリアリティある演技は高い評価を得た。当時のファンが親世代となった現在でも、特撮イベントやファンの集いでは彼の存在が熱く語り継がれている。単なる元アイドルにとどまらない表現者としての幅の広さは、この現場で培われた現場力と誠実さに裏打ちされている。