車内全体の雰囲気を一層引き立てているのが、耳に心地よく響く空間演出だ。乗車時や車内放送の前後に流れる静謐で美しいオリジナル楽曲は、世界的ピアニストの辻井伸行氏によって作曲された。繊細なピアノの音色が、流れる風景と見事なハーモニーを奏で、乗客を日常の喧噪から解き放つ。
最新の技術と高い居住性を融合させた近鉄50000系電車の走行性能も特筆すべき点だ。空気ばねによる揺れの少ない静かな走りは、車内での会話や読書、食事の時間を上質なものへと引き上げてくれる。細部までこだわり抜かれた設計が、五感で感じる上質さを生み出している。