「湘南は何県?」という疑問を解き明かす鍵は、神奈川県が推進する地域振興や行政上の区分にある。一般的に「湘南エリア」の核として挙げられるのが、江の島を擁する藤沢市、サザンビーチで有名な茅ヶ崎市、そして古都の情緒と海を併せ持つ鎌倉市だ。これら3つの市を中心に、平塚市や逗子市、葉山町、大磯町などが海沿いに連なる。
神奈川県庁の広域行政区分では、相模湾に面した13市町(藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、鎌倉市、逗子市、三浦市、小田原市、葉山町、大磯町、二宮町、箱根町、真鶴町、湯河原町)を「湘南地域」と位置づける場合がある。どこまでを「湘南」と呼ぶかは文脈や目的によって変動するが、地理的なコアが神奈川県の相模湾沿岸部であることは揺るぎない事実だ。