Look『シャイニン・オン 君が哀しい』誕生秘話と鈴木トオルら現在の姿

Look『シャイニン・オン 君が哀しい』誕生秘話と鈴木トオルら現在の姿

Look『シャイニン・オン 君が哀しい』誕生秘話と鈴木トオルら現在の姿に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

LOOKは、鈴木トオル(リードボーカル、ギター)、千沢仁(キーボード、ボーカル)、山本はるきち(ドラムス、ボーカル)、チープ広石(サックス)の4人によって結成されました。彼らの運命を決定づけたのが、1985年4月21日にリリースされたデビュー曲『シャイニン・オン 君が哀しい』です。

この楽曲は、大手酒類メーカー協和発酵(現・アサヒビール)の「サントネージュワイン」CMソングに起用されたことで一気に火がつきました。しかし、制作当初から鈴木トオルのボーカル曲として準備されていたわけではありませんでした。当時の制作関係者やメンバーの回顧録によると、作曲を手掛けた千沢仁が当初は自ら歌うことを想定してピアノで作った楽曲だったのです。

ところが、スタジオで鈴木トオルが仮歌を吹き込んだ瞬間、スタジオ内の空気が一変します。地声の高音域からファルセットへとシームレスに駆け上がる圧倒的なハイトーンボイスと、感情を絞り出すような切ない表現力にディレクター陣が衝撃を受け、即座に「鈴木のメインボーカルでデビューシングルにする」方針へと舵が切られました。作曲者である千沢仁の繊細なピアノ伴奏とコーラス、山本はるきちのタイトなリズムセクション、そしてチープ広石の咽び泣くようなサックスソロが重なり合い、80年代を象徴する奇跡的なアンサンブルが完成したのです。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。