かつてはラクダのクローンで世界をリードしたUAEのバイオ技術が、今やヤギの領域に完全にシフトしている。ドバイの最先端遺伝子研究所では、過去に数々の賞を獲得した伝説的な名ヤギの体細胞から、寸分違わぬクローンを生み出すプロジェクトが進行中だ。
この技術により、偶然の交配に頼ることなく、最高品質の個体を「量産」することが可能になった。しかし、これは単なるコピーの作成にとどまらない。ゲノム編集技術を用いて、病気への耐性を高めた「次世代型」の設計も視野に入っているという。研究所の内部事情に詳しい関係者は、「顧客のオーダーメイドに応じたヤギの設計図が、すでにデータセンターに保管されている」と明かす。