では、エリックはシーズン4のフィナーレでどのようなエンディングを迎えたのでしょうか。エリックの物語は、シリーズ全体を通しても最も美しく、感動的な自己受容のドラマとして描かれています。
新設校キャベンディッシュ・シックス・フォーム・カレッジに進学したエリックは、自分と同じクィアコミュニティの仲間たちと出会い、世界を広げていきます。その一方で、自身のルーツであるキリスト教の信仰とゲイである自己のアイデンティティとの葛藤に直面します。伝統的な教会コミュニティからは同性愛を否定されがちですが、エリックは神への信仰を捨てることはできませんでした。
洗礼を受ける儀式の直前、エリックは神秘的な「神の啓示」を体験します。神はありのままのエリックを愛し、肯定していると悟った彼は、自分を偽って教会に受け入れられることを拒否。そして最終的に、「クィアや多様な人々を受け入れ、誰も排除しない牧師になる」という自らの真の使命(コーリング)を見出すことになります。家族や母にもその夢を打ち明け、祝福されたエリックは、自立した一人の人間として力強く未来へ歩み出す結末を迎えました。